読書の「ど」! ふしぎの国のバード 6 (佐々大河 角川エンターブレイン ハルタコミックス)(11月11日)
いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「ふしぎの国のバード 6」(佐々大河 角川エンターブレイン ハルコミックス)です(感想には個人差があります)。
NHKで放送中の「ブラタモリ」でも取り上げられたことで、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、本書の主人公である英国人イザベラ・バードは明治時代の日本各地を旅した旅行家で紀行作家です。
明治11年(1878年)6月から9月にかけて、通訳兼従者として雇った伊藤鶴吉と共に、東京を起点に日光から新潟へ抜け日本海側から北海道に至る北日本を旅したことについて、彼女が描いた「日本奥地紀行」をもとに描かれたのが本書です。
当初、外国人は日本国内の定められた地域しか訪れることができず、日本国内の各地への旅行すらままならない状態でしたが、英国公使・パークスの尽力によってその願いがかなえられることとなり、旅立ちます。
不慣れな日本という国での生活、決して快適とは言えない宿、見るものすべてが物珍しく、いまでは見られなくなった当時の風俗など、彼女が書き残したものは、いまとなっては大事な資料となるものばかりだそうです。一般的な「当時の日本」についていいことばかりでなく、彼女が感じた「悪い点」なども包み隠さず、書かれているそうです。
今巻では、秋田へ向けての旅程での話となります。
秋田へ急ぐ2人でしたが、あいにくの雨で、鶴吉がけがをして、日程に狂いが生じます。
そんなときに宿泊した院内で、東洋医学と西洋医学を学んだ医師・小林と出会います。
また、次の宿場町である鶴岡では、町が大火に見舞われており、その大火の中で、バードは、人々がたくましく消火活動や、その後の復旧に取り組む姿を見ます。
続く十文字では、和紙を漉く家族と出会い、和紙の奥深さに触れたり、六郷では夫を亡くした妻が行うこととなる葬儀に参加して、人々の生活に触れることとなります。
一方で、鶴吉から告げられた「秋田までで通訳を辞める」との申し出については…再度話し合うことにしているようですが、何やら秘密があるようで…この続きは本書をお読みください。
2人に待ち受けるのは…この続きである7巻が楽しみですね。
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