読書の「ど」!キャンピオン氏の事件簿 1 窓辺の老人(マージェリー アリンガム 猪俣美江子 訳 創元推理文庫)(10月4日)
いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「キャンピオン氏の事件簿 1 窓辺の老人」(マージェリー・アリンガム 猪俣美江子・訳 創元推理文庫)です(感想には個人差があります)。
イギリスの推理小説といえば、コナン・ドイル「シャーロック・ホームス」やアサガ・クリスティー「エルキュール・ポワロ」などが有名ですが、本書の著者であるマージェリー・アリンガムの生み出した「キャンピオン」も、その一人なのだそうです。
正直なところ、本書を読んで初めて知りました。
本書で取り上げられているのは、20年間毎日7時間半も社交クラブの「定位置」に座り続けているという「伝説」をもつ老人についての謎を解く「窓辺の老人」、早朝のリゾート地の海岸で出会った、奇妙な犬の飼い主との出会いの話とその後に起こった出来事を描く「犬の日」、袋小路で起こった殺人事件についての不可思議な事象を扱った「ボーダーライン殺人事件」など、どの話も魅力的な「謎」に満ちた話となっています。
個人的には好きな物語ですが、物語の舞台が第2次大戦以前のイギリスであり、現代の日本人には多少受け入れにくい状況での物語展開であるために、好き嫌いはあるかと思います。
興味ある方には、一読をお勧めします。
« 気のみ記のまま雑記帳&土曜競馬予想(10月3日) | トップページ | 気のみ記のまま雑記帳&土曜競馬の結果と反省&スプリンターズSほか日曜競馬予想(10月4日) »
« 気のみ記のまま雑記帳&土曜競馬予想(10月3日) | トップページ | 気のみ記のまま雑記帳&土曜競馬の結果と反省&スプリンターズSほか日曜競馬予想(10月4日) »
コメント