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2020年10月22日 (木曜日)

DVDでもいいじゃないか 映画鑑賞記 羅生門(10月22日)

秋の夜長に映画はいかがですか…。

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DVDでもいいじゃないか、映画鑑賞記。

今回は「羅生門」(1950年 日本)です(感想には個人差があります。この先内容に触れるる部分があります。ご注意ください)。

「羅生門」と言えば「黒澤明」の代表作の一つであり、日本映画として初の「ヴェネツイア国際映画祭 金獅子賞」「アカデミー栄誉賞」を受けた作品として有名です。
また「芥川龍之介」原作の「藪の中」と「羅生門」を原作として、登場人物の目を通して、人間のエゴイズムが描かれた作品となっています。


ある日、荒れ果てた「羅生門」で雨宿りをしている杣売り(山に分け入って薪を取って売る商売・志村喬)と旅法師(千秋実)がいた。そこに一人の男が加わって雨宿りをすることとなった。
杣売りと旅法師は、この日、杣売りが出会った事件に絡んで検非違使(けびいし・都の警察のような機関)からの帰途で、自分たちが見聞きしたことを男に話したのでした。
その話とは…3日前に、杣売りは、武士・金沢武弘の死骸を発見、付近に市女笠、踏みにじられた侍烏帽子、切られた縄、赤地織りの守袋が落ちており、金沢の太刀や、女性用の短刀はなかったと証言する。一方、旅の法師は、金沢と妻の真砂が一緒に行動していたと証言します。
まずは下手人として多襄丸(たじょうまる・三船敏郎)が証言します。
その内容は「自分が金沢を縛り、妻を手籠めにしたこと。その後妻が「勝負で勝った方の妻になる」と言ったことを受けて、多襄丸は金沢を殺害、しかしその間に妻は逃げ、短刀の行方も知らない」と証言します。
続いて現場から逃亡した妻・真砂(京 マチ子)は「手込めにされた後、多襄丸は去った。その後、縛られている夫が、自分を見る目に耐えられず自分を殺すよう金沢に依頼。しかしながらそこで気を失い、気がついたときには夫の体には短刀が突き刺さっており、自分も死のうとしたが死にきれなかった」証言。
続いて巫女の口を借りて金沢が…「妻が手込めにされた後、妻は多襄丸に情を移し、一緒に連れて行く代わりに夫を殺してくれと依頼。流石にあきれた多襄丸も、妻を殺すか生かすかは金沢に決めるよう伝えた。妻は逃亡し、多襄丸も去り、一人残された金沢は、妻の短刀で自害、絶命後何者かによって短刀は抜き去られた」と証言した。

証言を聞いた杣売りは、3人が3人とも嘘をついているという…どうやら杣売りは、ありのままを見ていた様だったが、巻き込まれることをそれ、黙っていたのだという。
杣売りが語るには…「多襄丸は手込めにした後に妻に惚れてしまい、夫婦となることを懇願したが拒絶された。妻は金沢の縄を解いたが、武士の妻として自害するように迫った。妻は男たちの勝手な振る舞いを誹り(そしり)、金沢と多襄丸は戦い、多襄丸が金沢を殺害、その間に動揺した妻は逃げだし、同じく人を殺め気が動転していた多襄丸も妻を追う事ができず現場を去った」と言うものでした。

その後、羅生門に捨てられていた捨て子を巡り、もう一人の男と杣売りの男が、赤ん坊をくるんでいた着物を奪おうとした男を非難します。ですが男は、杣売りに「現場に合った短刀を盗んだのはお前だろう」といい、杣売りに自分を非難する資格はないと言います。

現場に残された杣売りと旅法師と赤ん坊…杣売りは赤ん坊を育てるといい、旅法師は赤ん坊を杣売りに手渡すのでした。

というのが、大体のあらすじです。
原作は「芥川龍之介」の作品で…今となっては「文豪」の「名作」ですが、それを原作に映画にしようと考えたのは、驚きです。
しかも、原作では難しい内容を、また文字ではわかりずらいことを、多襄丸、真砂、金沢の表情や振る舞いで、それぞれの見栄のために嘘をついたことをわかりやすくエンターテインメント性も備えた作品として仕上げているのは、すごい事だと思います。
音楽も、一場面一場面を盛り上げる要素として、また心の有り様や、心情表現として、ぴったりと感じました。

公開当時の日本での評価はそう高くなく、制作会社・大映の永田社長が「こんな映画、訳わからん」と言ったそうで、海外で賞を受けたことで、逆に評価が上がったという経緯があるようです。
確かに見ていて、難解な部分はありますが、山中での3人の心の動きや振る舞いは、光の具合も相まって、「今同じように作ってみろ」と言われてもできないだろうなぁ、と思います。
本編は1時間30分ほどですが、それ以上にスピーディーな展開で、見ていて飽きません。

個人的な評価は、100点満点で90点です。

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