読書の「ど」! 鳥類学者 無謀にも恐竜を語る(川上和久 新潮文庫)(3月24日)
コロナウイルスの影響で、引きこもり、といっては失礼ですが、オウチで過ごす方もおられるのではないでしょうか。
そんなときの、時間つぶしに、いかがですか?
いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」(川上和人 新潮文庫)です(感想には個人差があります)。
川上和人氏の活躍については、2019年1月に放送のあったNHK・Eテレの番組「サイエンスゼロ」で詳しく知りました。本書を読んだ限りでは、良くわかりませんでしたが、番組では、この本の内容をよりわかりやすくしたようなお話をしていました。
本当は、すごい人、なんですね…。
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最近の恐竜化石の研究の成果で、どうやら恐竜は絶滅したのではなく、現在の鳥類が恐竜の子孫としてその存在を残しているのだ、ということを聞いたことがあります。
本書では鳥類学者である川上氏が、現生鳥類を研究する立場から、恐竜がどんなものであったかを、その体の色や、そののちに翼となっていった体に生えていた羽毛のこと、どんな鳴き声だったのか、どのように繁殖していたのか、いわゆる翼竜とのの違いは何か、など、鳥類の進化から恐竜の生態を復元する野心的試みを行っています。
非常に読みやすい文体と構成で、一気に読み進められました。
なお巻末では、恐竜学者である小林快次氏の「あとがき」があり、こちらも「恐竜学者から見た本書」の書評となっています。
恐竜に興味のある方もない方も、鳥類に興味のある方もない方も、是非一読の一冊です。
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