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2019年7月12日 (金曜日)

読書の「ど」! シャーロック・ホームズたちの冒険(田中啓文 創元推理文庫)(7月12日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!、今回は「シャーロック・ホームズたちの冒険」(田中啓文 創元推理文庫)です(感想には個人差があります)。

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本作は、田中啓文氏による「シャーロック・ホームズ」を材とした連作集です。

例えば第1作は、物語中にわずかに出てくる「スマトラの大ネズミ」事件について書かれたものであり、その内容は、シャーロック・ホームズの「知られざる一面」を明らかにしたものとして書かれた「スマトラの大ネズミ 事件」、第2作では、大石内蔵助率いる赤穂義士が吉良上野介を討つための討ち行った吉良邸で行われていた「ある事件」について書かれた「忠臣蔵の密室」、第3作では、独裁者ヒトラーが実は熱狂的なシャーロキアンであり、自らが経験した事件を自らの推理力で解決に導く「名探偵ヒトラー」、第4作では、明治時代の日本へやってきた小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが体験した出来事をもとに後年書くこととなる「怪談」の体験に絡んで、なぜ八雲が日本へやってきたのか?という謎を解く「八雲が来た理由」、そして最後となる第5話では怪盗ルパンと、彼の活躍を記した伝記作家モーリス・ルブランの冒険譚、そしてその2人にからむ「ある秘密」を描いた「mとd」と、バラエティーに富んでいます。

もちろん本格的な推理物としても面白いですが、全くの架空の物語として楽しむのにもぴったりです。
興味のある方には、是非一読をお勧めします。

因みに作者には「笑酔亭梅寿謎解き噺」「鍋奉行犯科帳」などの一連の作品があります。
こちらも合わせてお読みになることをお勧めします。

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