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2019年2月19日 (火曜日)

読書の「ど」! 風の向こうへ駆け抜けろ(古内一絵 小学館文庫)(2月19日)

先日の中央競馬のGⅠレース・フェブラリーSでは、藤田菜七子騎手が女性騎手として初めて中央競馬のGⅠレースに騎乗するとあって、注目度も高かったですね。
結果も、初めてとしては上々の結果ではなかったかと思います。

そこで今回は、女性騎手が活躍する作品を紹介したいと思います。

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いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!、今回は「風の向うへ駆け抜けろ」(古内一絵 小学館文庫)です(感想には個人差があります)

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物語の舞台は、とある地方の地方競馬場(JRA(日本中央競馬会)が主催するのではなく、地方自治体などが主催する競馬でダート()のコースを馬が走る)である鈴田競馬場です。

その鈴田競馬場に、新人ジョッキーとして招かれたのは18歳で女性騎手の芦原瑞穂(あしはら・みずほ)。

競馬場期待の新人…のはずなのに配属されたのは、「藻屑の漂流先」と揶揄される弱小厩舎。調教師は元中央競馬の騎手だった緑川光司(みどりかわ・こうじ)…あることが原因で騎手を辞め、この競馬場で父親が経営していた厩舎を引き継いだが、厩舎の経営には興味のない感じだし、厩務員は高齢であったり、いい加減であったり、あることがきっかけで言葉がしゃべれなくなりホースセラピーの一環で厩務員をしている男・木崎誠(きさき・まこと)であったりと…前途多難な状況です。

当初はバラバラだった緑川厩舎…紆余曲折を経て、一頭の馬と出会い、目標が「中央競馬挑戦」、しかも「桜花賞制覇」を目標として、厩舎一丸となって、目標達成のために行動します。

その為には、地元での勝利を積み重ね、ステップレースで桜花賞出場権を手に入れる必要があります。

はたして、瑞穂と緑川厩舎のメンバーは、目標へたどり着くことができるのか…この続きは本書をお読みください。

主人公の成長物語であり、主人公を取り巻く人々の気持ちの変化や成功へ向けての物語ですから、ちょっと展開が都合がよすぎるかなぁ…という点もありますが、競馬小説としての読みごたえも十分あります。
また、瑞穂の成長物語、光司をはじめとる厩舎メンバーの人間模様など、読みどころいっぱいです。
巻末には、現役のJRA女子騎手・藤田菜七子さんの特別寄稿などもあります。

興味のある方には、必読の一冊です。

因みに女性騎手が活躍する作品としては

「きみはジョッキー」(松樹 剛史  ポプラ文庫ピュアフル)

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「きみはジョッキー 勝利へのラストスパート」(松樹 剛史 ポプラ文庫ピュアふる)

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「女騎手」(蓮見恭子 角川文庫)

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などがあります。


他に映画では、北海道で行われている「ばんえい競馬」を扱った「雪に願うこと」(2005年 日本 根岸吉太郎監督)での、吹石一恵さん演じる女性騎手なども印象的でした。

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