読書の「ど」! ピアノの森 11 (一色まこと 講談社漫画文庫)(1月8日)
いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「ピアノの森 11(一色まこと 講談社漫画文庫)です(感想には個人差があります)。
18年4月からNHK総合でアニメが放送されているのを見て(19年1月から新シリーズが放送されるようですね)、興味があって購入しました。
アニメの原作となった本書は、1998年から2015年の18年間にわたって描き続けられたものとなっています。
「講談社漫画文庫」は単行本とは違った装丁で編集されています。
前巻で演奏を始めた一ノ瀬海(いちのせ・かい)、彼の演奏は聴衆を巻き込み、そして審査員へも強烈な印象を残すものとなりました。
そして始まった1次選考…本来ならば「素晴らしい」演奏を披露したものが次のステップへと進むのが当然のはずですが、そこには大いに「恣意」的な要素が含まれて…。
つい選考が終わり、参加80人から30人へとしぼる選考の結果が発表となります。
そこで波乱が…当然選考に残るはずと思われていたアダムスキが落選…どうやら、シマノフスキの登場で、なにやら「恣意」的なものが働いたようです。
雨宮修平(あまみや・しゅうへい)と海は、無事に30人のコンテスタントに残ったようです。
様々な憶測が飛び交う選考会場…そこでアダムスキは修平と出会い、自らの思いを修平に伝えます。
そして始まった2次予選…勝ち残った面々の演奏はいかに…この先の展開が楽しみです。
紙の上では、ピアノの音はしませんが、描かれている絵からは、ピアノの音があふれ出てくるようです。
展開が速い分、次の話が楽しみですが、反面、早い分、味わって読まねばと思います。
講談漫画文庫版では18巻までで終わりですから、この巻ですでに物語は、全体の半分を超えています。
この先は、丁寧に、そして味わって読んでいきたいと思います。
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