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2018年10月 1日 (月曜日)

DVDでもいいじゃないか 映画観賞記  オリエント急行殺人事件(10月1日)

DVDでもいいじゃないか、映画鑑賞記。
今回は「オリエント急行殺人事件」(2017年 アメリカ)です(このあと、あらすじや内容に触れますのでご注意を。感想には個人差があります)。

あまりにも有名な作品です。映画のタイトルは「オリエント急行殺人事件」(「Murder on the Orient Express」)ですが、手元にあるハヤカワ文庫版のものは「オリエント急行の殺人」となっています。原作のタイトルは「Murder on Orient Express」なので「殺人事件」よりは「殺人」の方がより本来のタイトルに近いと思います。

映画ではアルバート・フィニー主演で1974年に、テレビドラマではデービット・スーシェ主演で映像化されています。

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エルサレム(前作やテレビドラマ化の際はイスタンブール)での事件解決に赴いていたエルキュール・ポワロ(ケネス・ブラナー)。事件が解決しイギリスに向けて帰途につきます。
その帰途で、乗ることになったのが欧州を貫いて走る豪華列車「オリエント急行」。
ポワロは旧知の列車運行会社の重役・ブークと再会し、一等寝台を予約するのですが、この時期(12月)には珍しく、全席満席という珍事が起こっています。それでもブークの口利きで、何とか列車に乗ることができ、一等寝台に乗ることができました。

ブークと食堂車で食事をするポワロ…その時ポワロは、この列車の乗客が国籍も身分も違った様々な人々であることに気が付きます。

食事ののち、ポワロは乗客のラチェット・ロバーツ(ジュニー・デップ)というアメリカ人から、身辺警護を頼まれるのですが、断ります。

そんな人々を載せた列車も一路終点のカレーを目指して走るのですが、バルカン半島の某所で雪の影響を受け足止めを食らうこととなります。

夜が明けて、その足止めを食らった車内で、ラチェットが殺害されているのが発見されます。医者が調べると、ラチェットには12の刺し傷があり絶命していることが判明します。
ポワロはブークからの要請により事件を捜査することとなるのですが、その捜査の過程で殺された男が何者であるのかが判明し…その男はアメリカである事件を起こした主犯だったカッセッティという人物でした。

そして、ポワロは事件を解決すべく、乗客でからの証言を集めるのですが、全員の発言を集めてみると整合性があるものの、何やらおかしなものを感じます。
犯人は内部にいるのか? それとも外部からやってきて、犯行後、逃げ去ったのか、それとも…。
この続きはDVDでご覧ください。
あまり書いてしまうとネタバレになってしまいますから、粗筋はここまで。


原作自体が全くのフィクションですから、実現できるかどうか?などという野暮なことは言いません(現実にするとなると、かなりの障害があることに気が付きます。現代ではとてもではないが無理ですね)。
映画自体は物語の舞台となった時代の雰囲気がよく感じられるものになっています。
NHKで放送されていたテレビ版の「名探偵ポワロ」も雰囲気は好きですが、映画版は前作の方が好きです(ただし、ポワロについてはテレビ版のデービッド・スーシェの方がぴったりだと思います)。
また、CGなどの技術の向上で、前作よりも当時の雰囲気が感じられるものになっています。

前作も豪華メンバーでしたが、今作もペネロペ・クロス(宣教師のストラバドス)、ウィレム・デフォー(ハードマン教授、実はピンカートン社の探偵で元警察官)、ジョニー・デップ(被害者のラチェット氏)など、本当に豪華メンバーです…ですが前作もそうでしたが、ちょっと豪華すぎて、もったいない気もします。
前作と一番違うのは、前作では列車内で事件が終わってからのものでしたが、今回は現在進行形的な形での展開になっています。
そうなっているのは、列車の救出が早々とおこなわれることとなり、人の出入りが多くなって、密室という謎の核心の部分の度合いが低くなっているからでしょうか。
また、前作では、全員「白人」でしたが、今回は前作でショーン・コネリーが演じたアーバスノット(前作ではアームストロング氏の友人の大佐でしたが、今作ではアームストロング氏が世話人となった医者です)が「黒人」(この表現は適切でないかも知れませんが)なのも、違う点です。

 

ちょっとネタバレになるのですが、映画版の前作はハッピーエンドですが、今作は観念的な感じで消化不良です。しかも、更にナイル川で起こった事件のために引き返す設定になっているのも違っていますね。
因みにテレビ版はアンハッピーな感じで終わっています。
映画版の今作と前作、テレビドラマ版、どれが好きかは、個人の好みだと思います。


今回は吹き替え版もみました。字幕版の方が雰囲気があって個人的には好きです。
100
点満点で75点です。

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