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2018年4月10日 (火曜日)

DVDでもいいじゃないか 映画観賞記 「オケ老人」(4月10日)

DVDでもいいじゃないか、映画鑑賞記。
今回は「オケ老人」(日本 2016年)です(このあと、あらすじや内容に触れますのでご注意を。感想には個人差があります)。

本作は荒木源氏の同名作「オケ老人」を原作とした小説の映画化です。

物語の舞台は某地方の梅ヶ岡。

その梅が岡にある高校に赴任してきた数学教師の小山千鶴(こやまちづる・杏)が市民会館で聞いた演奏会のシーンから始まります。その演奏会に感激した千鶴は、その楽団に加わりたいと思い参加を申し出ます…そして参加を申し込んだのは「梅が岡交響楽団」…千鶴が演奏を聴いて参加しようと思っていたのは「梅が岡フィルハーモニー」だったのですが…。

間違いに気づいた千鶴でしたが、指揮者で同楽団の主宰であり野々村電気商会の経営者である野々村秀太郎(笹野高史)に乞われて、楽団への参加をしぶしぶ受けます。

楽団のメンバーは、それぞれが勝手に演奏するというありさまで、その上、野々村が体調を崩し、千鶴は指揮を任されます…ですが、梅が岡フィルハーモニーのメンバー募集のチラシを見て、千鶴は梅が岡交響楽団の退団を決め、練習に励んでオーディションを受けて見事梅が岡フィルに合格、練習に参加します。

ですが、梅が岡フィルの実情は梅が岡フィルハーモニーのスポンサーで大型家電販売店「オオサワデンキ」(社長の大沢は、以前は野々村の梅が岡交響楽団に所属していたのですが、多くの団員を引き抜いて梅が岡フィルハーモニーを創設したのでした)の宣伝広告のためという色合いが強く、フランスから招いた有名指揮者・ロンバートに指揮をしてもらうのもその一連の行動でした。

そんなある日、野々村電気をロンバートが「カセットデッキが壊れたので修理してほしい」と訪れます。大沢社長は「修理せずに最新式のものを」と勧めたそうですが、どうやらロンバートにとっては思い出の品のようです。
野々村は、愛用のペンライトを使用し、壊れた部品を交換し修理を行います。
ロンバートは報酬を申し出ますが野々村は受け取らず「これまでもこのように修理してきた」と愛用のペンライトを見せます。
ロンバートは修理をした野々村に感激し、代金の代わりに梅が岡交響楽団に協力を申し出ます。

千鶴には気になる人がいました…同じ高校の坂下(坂口健太郎)。恋心を抱いているのですが、なかなか言い出せません。一方、教え子で野々村の孫・野々村和音(黒島結菜)は、千鶴に坂下へ気持ちを打ち明けるように勧めます。
そして和音には恋人がいます…その恋人とは、オオサワデンキ社長の息子・コーイチでした。コーイチはオルガンを弾くのが上手く、彼の加入で楽団の実力はさらにアップ、梅が岡交響楽団の練習にも参加します。

楽団も団員募集を行い、メンバーが増えて、演奏会を開くことになります。曲目はドビッシーの「新世界から」とエルガーの「威風堂々」と決まります。

演奏会の近づいたある日、野々村が倒れます。原因は野々村の店に土地を売るように大沢(光石研)がやってきた日に口論となり、心臓発作を起こしてのものでした。

その現場で、大沢は、知らせを受けてやってきた千鶴とコーイチに出会い、コーイチが野々村の孫娘と付き合っていることを知ります。


何とか無事に手術をこなしたものの、野々村は指揮ができません。その代わりにヴァイオリンを演奏することとなります。
そして迎えた演奏会当日。
ロンバートも会場に現れ、「新世界から」の演奏も終わり、休憩をはさんだのち、事件が起こります。
折あしく、雷雨に襲われた梅が岡。落雷の影響で電源がすべて落ちてしまって、演奏続行は不可かと思われたのですが、野々村の「あれ」が役立って…この先はDVDをご覧ください。

あらすじはこれぐらいにして感想を。
正直、最初は「ドタバタ喜劇」かと思っていたのですが、ホームドラマっぽいです。
舞台の設定となる「楽団」も当初は「老人だらけ」のダメ楽団の設定ですが、及川さん(左とん平)、花田(小松正夫)、戸山(石倉三郎)など一癖も二癖もあるメンバーの活躍や、「ロミオとジュリエット」張りの和音とコーイチの恋話、地元商店と大型店舗の対立など、最後まで見れば、魅力でいっぱいです。

しかもそれに千鶴の恋物語も絡んできて、最後まで見ていて飽きません。
そして、この物語の肝となる恋の行方の「オチ」もうまく絡んでいて、いい感じです。
鑑賞後に、何か温かいものが残る作品です。
100
点満点で90点です。 

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