読書の「ど」!東京すみっこごはん(成田名璃子 光文社文庫)(12月26日)
いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「東京すみっこごはん」(成田名璃子 光文社文庫)です(感想には個人差があります)。
東京のとある商店街の片隅にある一軒家…そこには年齢も性別も、国籍も異なる人々が集い、この家、「東京すみっこごはん」と名付けらている…に残された「レシピ」道理に料理を作って、集った人々に供するという「共同台所」で展開する物語です。
そこには、いじめを受けている女子高生・沢渡楓や婚活に悩むOL.日本へ留学してきたのに人生の目的を失って戸惑っているタイ人や、何やらわけありな人生を送っている男など、さまざまな人が集います。
特に、楓については、この「すみっこ ごはん」と何やら浅からぬ縁があるようで…この続きは本書をお読みください。
どの物語も読み終わると、心の中にちょっと温かいものが残る感じがします。
しかも物語は、最後になって繰り広げられる「すみっこごはん」の秘密がいい具合に登場人物に絡んできて、「やられた!」という感じがしますが、全編読み終わってみると実にうまく、破たんなく物語にフィットしていることに気が付きます。
続巻が出ているようです。
是非読んでみたいと思います。
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