読書の「ど」!江古田ワルツ 喫茶 ひとつぶの涙 事件簿(鯨統一郎 中公文庫)(10月29日)
いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「江古田ワルツ 喫茶(ひとつぶの涙)事件簿」(鯨統一郎 中公文庫)です(感想には個人差があります)。 鯨統一郎…本当にバラエティーに富んだ作品を書く作家ですね。
東京の江古田にあるちょっと変わった喫茶店…日本茶専門の喫茶店「ひとつぶの涙」には、ご近所さんがやってきます。
その喫茶店のアルバイトすることとなった小林少年…店のママは彼をそう呼びます…実はママにではなくそこで働く海江田さんに魅力を感じてアルバイトすることを決めます。
その喫茶店、ご近所さんや、一見のお客さんが持ち込んできた悩み事を、どう見てもそうは見えない「元警視でプロファイルをしていた経歴の持ち主」である「ママさん」が、鮮やかに事件を解決していきます。
6つの事件というか出来事を見事解決する流れには、破たんもなく、まるで水が流れるがごとくに鮮やかに、よどみなく解決されていきます。
それでいて、どの物語も、ハッピーエンドです。
本当にお茶を飲むように、気楽な気持ちで読み進めることができます。
不満があるとすれば、この店がなぜできたのか? ママは本当にプロファイラーだったのか? 海江田さんはなぜこの店で働いているのか? などの秘密が明らかにされずに終わるところでしょうか、もしかしたら続編があるのかも…。
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