DVDでもいいじゃないか 映画観賞記 鷲は舞い降りた(1月4日)
DVDでもいいじゃないか、映画鑑賞記。
今回は「鷲は舞い降りた」(1977年 イギリス)です(このあと、あらすじや内容に触れますのでご注意を。感想には個人差があります)。
原作はジャック・ヒギンズの小説「鷲は舞い降りた」です。
時は第2次世界大戦中のドイツ某所。1943年9月12日にドイツ軍がイタリアのムッソリーニ救出に成功したこと機に、ヒットラーがイギリス首相・チャーチルを誘拐し、ドイツへ連れてくることができないか?と考えたところから始まります。
ヒットラーから命令を受けた情報部長官カナリス(アンソニー・クエイル)は非現実的な作戦だと考えていたのですが、部下のラードル大佐(ロバート・デュバル)に名目が立つ程度の調査を命じます。
いかにも無謀で非実現的作戦…のはずでしたが、ラードル大佐は在英の工作員からチャーチル首相が英国ノーフォークにある東海岸の村・スタドリーを訪問する情報をつかみ、作戦を立てて実行しようとします。
上司のカナリスは作戦実行を認めませんが、このことを知った親衛隊長官・ヒムラー(ドナルド・プレザンス)からラードル大佐は、ヒットラー名の入った作戦実行命令書を手に入れます。
さて、作戦を実行するうえでの人選はどうしたものか…ラードルは、ユダヤ人を助けたとして部下ともどもオルダニー島で特殊潜航艇での自殺的作戦に従事させられていた元ドイツ軍降下猟兵部隊隊長・クルト・シュタイナー大佐(マイケル・ケイン)を訪ねます…当初は賛同しなかったシュタイナーですが、「このまま部下を無駄死にさせるよりは…」というラードルの説得に応じ、任務を引き受けます。
降下当日、イギリス側にはドイツ軍工作員・デブリン(ドナルド・サザーランド)が先乗りして、受け入れ態勢を整えています。
部隊は無事にイギリス潜入に成功…計画を実行に移すのですが…さてその結果はいかに…。この続きはDVDをご覧ください。
粗筋はこれぐらいにして感想を。
まさしく荒唐無稽な内容です。平時ならばともかく、戦時に敵国に知られずに潜入し、その国の指導者を誘拐、自国に連れてくるなんて、普通なら思いつきもしません。
それを実際にやったらどうなる、ということを描いた今作品(日本でも以前に、日本国内から韓国へ連れ去られた、のちに大統領となった人物がいましたっけ…)。
冒険活劇というには少し乱暴な気もしますが、見ていて「この先はどうなるのか?」とドキドキしながら見ました。
筋もしっかりしていて、見ていて苦になりませんでした。
100点満点で80点です。
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