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2016年11月 8日 (火曜日)

読書の「ど」! 鍋奉行犯科帳 お奉行様の土俵入り(田中啓文 集英社文庫)(11月8日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「鍋奉行犯科帳 お奉行様の土俵入り」(田中啓文 集英社文庫)です(感想には個人差があります)。

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大坂の西町奉行の大邊久右エ門。彼にはまた別の名があります…「大鍋食う衛門」…食べることに人一倍の興味を持つ御仁で、何につけても三度の飯が最優先でやる気なし…に見えた奉行でしたが、実際は、仕事のできる(周りのサポートあって)奉行なのでした。
父の代からの与力・村越勇太郎、ひょんなことからこの奉行と深くかかわることとなります。
実は勇太郎、元芸子の「すゑ」が母親で、大邊が大阪で船奉行をしていた頃に、すゑを勇太郎の父が大枚をはたいて身請けしていたのでした。

そんな環境の勇太郎ですが、大坂の市中で起こる様々な事件を通して、謎解きを始めます。
前作に引き続き、市中で起こる様々なことから事件が解決に導かれます…そしてそれぞれに食べ物の話がついてきます。

1話の「餅屋問答(もちやもんどう)」では、食うや食わずで、しかも練習場所すら十分にない相撲部屋所属の力士が襲われ怪我をするという事件が起こります。この事件の裏には、大名おかかえの力士と、その力士に絡む相撲奉行の存在があるようで…。弱小部屋に再び帰ってきた痩せこけた力士と、大名おかかえの力士とのた対決が行われることになるのですが、その結末は…?

2話の「なんきん忠臣蔵(なんき・ちゅうしんぐら)」では、元は赤穂義士の一員だった人物の末裔だと名乗り人々から金品を巻き上げる悪人と、吉良公の家来だった人物の子孫が絡む物語となります。そして、東町奉行所所属の悪徳与力の暗躍を明らかにして、その悪徳与力に見事な裁きを行うという物語。

そして最後となる第3話「鯉のゆくへ」では、勇太郎が危ういところを救われた浪人の秘密と、釣りの名人の三平が、川崎東照宮の「御留池(おとめいけ)」の鯉が少なくなっていることに気が付いたある日行方不明となるのですが、とあることから一味の悪事の次の目的である押し込み先が判明し、大坂市中でこのところ起こっている「押し込み強盗」の一味を追い詰め、事件解決に導くという物語になっています。

どの話も肩の凝らない楽しいお話です。創作物語とわかってはいても、登場人物が生き生きと描かれており、舞台になった当時の雰囲気が感じられて、好きな物語です。
続巻が、楽しみですね。

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