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2016年3月20日 (日曜日)

読書の「ど」! 誰かが足りない(宮下奈津 双葉文庫)(3月20日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「誰かが足りない」(宮下奈都 双葉文庫)です(感想には個人差があります)。

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とある町の駅前にある、おいしいと評判の「ハラオ」というレストラン。
そこには、それぞれに悩みを抱えた6組の客が集います。
6
組は、「故郷から離れ、この街で就職し、彼女との仲もうまくいかなくなってしまl、故郷へ帰ることを決意した青年」であったり、「夫に先立たれ、少し認知症が進み始めた女性が、夫との思い出であるコンソメスープを飲むために予約したもの」だったり、「会社で昇進したものの仕事自体は、ほかの社員のしりぬぐい的な仕事で、それを不満に思っている女性が、近所に住む幼馴染と再会したことをきっかけに来店する物」であったり、「母親の死がきっかけで、対人恐怖になった兄を思う妹と、いじめに遭っていたところを妹が救った友人とのかかわりによって、新たな一歩を踏み出そうとする青年たち」であったり、「おいしいオムレツを焼きたいと思いながらも、なかなかそれができず、それがきっかけで出会った女性との不思議な関係の中で、青年が本当においしいと思うオムレツを食べるために来店」する物であったり、「人が失敗した時に発する特殊な「香り」を感じることができる女性が、昔、金銭に絡む失敗が原因で失踪した叔父の娘と、これまた失敗の香りをさせる男性が縁で出会い、ハライで食事をしようということになって来店」する物であったりと、多種多様です。

物語は、冒頭で第6話に出てくる「失敗している人から発する「香り」を感じられる女性」が「ハライ」に来店し、そしてすべての席が埋まるところで終わります。

それぞれの6組がそれぞれの悩みや、思いをかけながらも、そのことから逃げるのではなく、向き合うことで新たな一歩を踏み出そうとする雰囲気が感じられます。
正直なところエピソードごとに、内容に好き嫌いはありますが、読み終わるとなんだか心の中に、ほっこりとした、そして「ホッ」とさせる何かがあります。

はたしてこの6組の未来は、明るいのか、それとも…と考えてしまいます。
180
ページほどの本ですが、読みだしたら、一気に読み終えられました。
さまざまな人間模様が描かれていて、ドラマや映画化には最適な気がします。

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