« 気のみ記のまま雑記帳&日曜競馬の結果と反省(2月8日) | トップページ | 気のみ記のまま雑記帳(2月9日) »

2016年2月 8日 (月曜日)

DVDでもいいじゃないか 映画観賞記 眉山(びざん)(2月8日)

DVDでもいいじゃないか、映画鑑賞記。今回は「眉山(びざん)」(2007年 日本)を紹介します(このあと、あらすじや内容に触れますのでご注意を。感想には個人差があります)。
 
この映画の原作は、さだまさしさんの「眉山」です。NHKの連続ドラマの主人公の姉が嫁いだ家の苗字として最近は有名なようですが、徳島では「眉山」とかいて「びざん」と読みます。

東京の旅行代理店で働いていた河野咲子(こうの・さきこ 松島菜々子)。
ある日、故郷徳島の知り合いから、母親・龍子(宮本信子)が入院したとの知らせを受けます。入院と聞いて心配した咲子でしたが、龍子はぴんぴんしていていました。
持ち前の気性から自分が正しいと思ったことを歯に衣を着せず主張し、看護師、そして医師にも遠慮なくものを言います。ある日ふと耳にした言葉で、医師の寺澤大介(てらさわ・だいすけ 大沢たかお)にも、ずけずけと意見をします。
元気そうに見えた龍子でしたが、担当医師の説明では末期のがんで、今年の夏を乗り越えられるかどうかといわれます。
そして、寺澤から、龍子が死後に自らの体を医学を学ぶ学生のために「献体」することにしていることを聞きます。
母の勝手な行動に腹を立てる咲子でしたが、もう一つ母に対しては不満がありました。龍子に「自分の父親」のことを聞くと「病気で亡くなった」というのですが、どうやら真実はそうではないようで、何かを隠している節があるということでした。
その咲子に、同じ徳島で料理屋を営む人物から「箱」を渡されます。どうやらその箱に、龍子が今まで咲子に隠してきた「秘密」が詰まっているようでした。
箱を開けると、今まで咲子が知らなかった「篠崎幸次郎(しのざき・こうじろう) 」という人物から龍子に当てた手紙が出てきます。その手紙に目を通すと、どうやら二人は恋仲になって結婚を考えていたようでしたが、結局篠崎の都合でそれが叶わず、龍子は咲子を一人で徳島で育てることになったようした。咲子は、その手紙に書かれた東京の住所を訪ねます。そこには「篠崎医院」という病院があり、咲子が訪れるとそこには「篠崎幸次郎(夏八木 勲)」がいました。カルテの「河野咲子(かわの・さきこ)」名前を見て「ご出身は?」と咲子に聞きます。咲子は自分が徳島から来たことを告げます。
再び徳島に戻ってきた咲子。龍子の残された時間はそう多くないようで、無理を言って阿波踊りを見に行くこととなります。
阿波踊りの演舞場で、「ぞめき」と呼ばれるリズムでの踊りが始まり、そしてフィナーレを飾る連と呼ばれる踊りのグループが「総踊り」を行う頃、スタンドに篠崎の姿を認めます。そしてその姿を龍子も確認するのでした。ただし、一言も言葉を交わすことなく…。
その2年後、大学の講堂で「献体者慰霊祭」が行われます。その時に呼ばれた咲子の名字は「河野」はなく「寺澤」になっています…大介と結婚したようです。
その大介から、生前に献体希望者が描く「メッセージカード」を手渡されます。龍子もメッセージを残していたようです。そして大介から手渡されたカードに書かれていたのは…。
この続きはDVDをご覧ください。
粗筋はこれぐらいにして感想を。
「自分を育ててくれた母への思い」を素直に表すことに不器用な娘と、「本当の「父親」であり「夫」となるべきであった人物の故郷で、その人物のことを思いながらも、そのことを娘には話せない」母親の思い、そして「父親でありながらもその母親となるべき人と子供との生活をすることができなかった」父親となるべきはずであった人物、それぞれの気持ちが交錯し、普段はあまり意識しない「家族」のつながりや「故郷」といったものへの強い気持ちが画面からも感じられます。
一方で、幸次郎と龍子の出会いのシーンはあいまいで、幸次郎が龍子とは結婚できなかったことについての説明も、映画だからでしょうか、端折りすぎで、ちょっと説得力に欠けます。
その辺をもっとじっくりと感じたり、楽しむには、原作の雰囲気を感じることも大事だと思うので、ぜひ読んでみたいと思います。

話変わって、ロケの際には地元徳島でのシーンも多くあり、阿波踊りの桟敷席のシーンなどは、特別に桟敷を組んで、ロケーションがされたというニュースを見た記憶があります。
徳島に棲む私が見れば、「ああ、あれはここで撮影したのだな」とか「映画で撮影するとこんな風に見えるのだなぁ」とか、普通の映画とは違った見方ができます。
100
点満点で80点です。

|

« 気のみ記のまま雑記帳&日曜競馬の結果と反省(2月8日) | トップページ | 気のみ記のまま雑記帳(2月9日) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: DVDでもいいじゃないか 映画観賞記 眉山(びざん)(2月8日):

« 気のみ記のまま雑記帳&日曜競馬の結果と反省(2月8日) | トップページ | 気のみ記のまま雑記帳(2月9日) »