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2015年4月 1日 (水曜日)

読書の「ど」! ゼロ! 熊本市動物愛護センター 10年の闘い(片野ゆか 集英社文庫)(4月1日)

新年度最初の、いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「ゼロ! 熊本市動物愛護センター 10年の闘い」(片野ゆか 集英社文庫)です(感想には個人差があります)。

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本書は熊本市動物愛護センターで、犬の殺処分ゼロを目指して奮闘する職員の姿を、丁寧な取材で描いています。
 動物愛護とは名ばかりで、週に2日間、収容されている犬を流れ作業で「殺処分」することに疑問を持った一人の職員が、どうすれば犬の殺処分を減らせるか、あるいはゼロにできる方法はないか?と考え、仲間の職員や外部の人々の力を借りながら、ついには殺処分ゼロを達成します。
ですがその陰には、多くの人々の献身的な働きと、犬や猫を飼うことについての啓発活動、安易な犬猫の引取をしないなどの地道な活動があってこその結果なのでした。
そして、「殺処分ゼロ」を達成したことで、新たに発生した問題なども丁寧に取り上げていて、ただのきれいごとの物語ではない事実も明らかになってきます。

そんな事態を、一つ一つ乗り越えていく職員の姿は、読んでいて、「本当にこんなことができるのか?」と思うほどに、感動的で、目からうろこが落ちる思いでした。また、「動物愛護とはなんなのか?」ということを改めて意識させられました。

350
ページほどで20章からなる本書ですが、読み始めた当初はとっつきにくい感じでしたが、時系列での物語の展開は「立て板に水」のようにすいすいと読み進めることができました。
犬や猫好きの方はもちろん、そうでない方にもおすすめの一冊です。

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