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2015年2月18日 (水曜日)

読書の「ど」! 鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ(田中啓文 集英社文庫)

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いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ」(田中啓文 集英社文庫)です(感想には個人差があります)。

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大坂の西町奉行に赴任してきた大邊久右エ門。彼にはまた別の名があります…「大鍋食う衛門」…食べることに人一倍の興味を持つ御仁で、何につけても三度の飯が最優先でやる気なし…に見えた奉行でしたが、実際は、仕事のできる(周りのサポートで)奉行なのでした。
父の代からの与力・村越勇太郎、ひょんなことからこの奉行と深くかかわることとなります。
実は勇太郎、元芸子のすゑが母親で、大邊が大阪で船奉行をしていた頃にすゑを勇太郎の父が大枚をはたいて身請けしていたのでした。

そんな環境の勇太郎ですが、大坂の市中で起こる様々な事件を通して、謎解きを始めます。
今回は、勇太郎を付け狙う何者かを探し出すために大坂中のうどん屋を巻き込んでの大須藤が起こる「風邪うどん」、大金ではなく小金のみを盗む盗賊が発生し、その盗賊をとらえるうえで出会った豆腐屋、そしてよからぬ骨董に絡んで勇太郎らが囚われの身となる「地獄で豆腐」、夜な夜な大坂の街に出没し、街の人々を驚かす怪しげなものが出没する謎を解く「蛸芝居」、長崎からやってきたオランダ人が巻き起こす「長崎の敵を大坂で討つ」など、奉行・大邊久右エ門の食欲が果たす謎解き(?)や、勇太郎の働きから明らかになった事実から、更に深いところにまで謎解きを行うのでした。
どの話も、食べ物に絡んでおいしく(?)解決していきます。
物語は時代劇をベースにしていますが、普通の読み物として、謎解きものとしても素晴らしい出来になっています。読み始めたら、一輝の読み終えることができました。
続巻が出ているようですので、楽しみです。

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