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2014年12月 8日 (月曜日)

読書の「ど」! かつお節と日本人(宮内泰介 藤林泰 岩波新書)(12月8日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「かつお節と日本人」(宮内泰介 藤林泰 岩波新書)です(感想には個人差があります)。

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本の帯にもあるとおり、かつお節と日本人の関係は「300年 4000キロの物語」なのだそうです。
ですが、本書はいわゆる「「かつお節を通しての日本人論」ではなくて、かつお節が生まれてきて現代まで日本人とどのようにかかわってきたか、かつお節が置かれている現状、かつお節の生産とその生産に携わる人々の物語、となっています。
かつお節は、明治期までは食品というよりも祝いの席でのめでたいものとしての役割が大きかったそうです。
それが明治時代になって、食品として、だしの原料として重宝がられるようになり、かつお節の産地はカツオ漁と相まって全国に広がり、今では鹿児島県と静岡県を中心とした産地になっていますが、以前には東北の宮城、沖縄、そして北海道にまで広がりを見せた歴史を扱っています。

そしてその原料供給先は、戦前の日本が南洋諸島を統治していた時代には、西太平洋の各地に展開、その展開の終焉も扱っています。
そして、しょう油などの調味料が生産を減らす中、かつお節の生産が右肩上がりで増えてきた戦後の日本の様子も描かれています(その消費を増やしたものに「カツを節を削った削り節の小分けパック化」がったという事実も面白かったです)。
かつお節に興味のある方、一読お勧めします。

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