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2014年5月21日 (水曜日)

読書の「ど」! おみやげと鉄道 名物で語る日本近代史(鈴木勇一郎 講談社)(5月21日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「おみやげと鉄道 名物で見る日本近代史」(鈴木勇一郎 講談社)です(感想には個人差があります)。

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皆さんは、おみやげ、と言ったら何を思い浮かべるでしょうか?
私の住む徳島ならば、チョコレートの皮で甘い白餡をくるんだ「金長まんじゅう」、美馬市穴吹町で売られている「ぶどうまんじゅう」(地元では「海越えてほめられに行けぶどうまんじゅう」というCMや、同封されている「一億円札」で有名です)などが有名です。
全国的には、北海道ならば「白い恋人」、仙台ならば「萩の月」、東京ならば「東京ばな奈」、三重県で特に伊勢地方ならば「赤福」、岡山ならば「きびだんご」、広島ならば「もみじまんじゅう」等々、ほとんどが、お菓子を中心とした「食べ物」であるはずです。
また、旅に欠かせないものとして「駅弁」を思い浮かべるとおもいます。
ですが、このような「おみやげ」「駅弁」は、海外にはあまり存在しないようです。では一体なぜ、日本では「お菓子を中心とした食べ物」がお土産の主人公になったのでしょうか?
本書では、その点を近代化、特に鉄道や道路の発達などに絡めて考察しています。

 

江戸時代や、まだ交通が未発達だった明治の初めごろの土産は、そのほとんど食べ物ではなく、お札だったり、薬だったりと、かさばらないことと、そして日持ちのする「貝細工」などが主体だったようです。
それが、食べ物を中心としたお土産は、鉄道が発達することによって、運搬が容易になり、かさばって、日持ちのしないものでも、遠方までお土産として成立することができたのでした。
鉄道が発達したおかげでお土産としてメジャーになっていったものがある反面、その流れにうまく乗れなくて消えていったお土産も、具体的に礼を取り上げて詳しく説明しています。
同じように道路網の整備によって生まれた道路際の「ドライブイン」の盛衰、高速道路のパーキングエリアの発達なども同じように解説されています。
それに加えて、お土産が各地で発達していく過程には、日清・日露戦争での出征・帰国兵士の果たした役割や、国内で盛んに開かれた博覧会などでの品質アップなど、さまざまな要素が絡んでいくことも明らかにしていきます。

 

おみやげ、などというとちょっと研究対象になるのかなぁという気もしますが、本書はそのあたりを時系列で、わかりやすく解説しています。
自分の土地の名物、お土産もどのように発達したのか、あるいは衰退したのか、考えてみるのもいいかも知れません。

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