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2013年7月24日 (水曜日)

読書の「ど」! よろこびの歌(宮下奈都(みやした なつ) PHP文芸文庫)(7月24日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「よろこびの歌」(宮下奈都 PHP文芸文庫)です(感想には個人差があります)。

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よろこびの歌…てっきりベートーベンの「第9」がらみのものかと思っていたのですが、違ってました。
バイオリニストの娘で声楽科を目指していた御木本玲(みきもと・れい)、玲は音大の受験に失敗し、音楽とは全く関係のない、新設されたばかりの私立明泉女子高等学校へ進学します。1年生の時はただ時間が過ぎてゆきます。
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年生になって、校内の合唱コンクールにクラスが出場することになって、玲は指揮者を任されます。玲は何とか完成度の高いものを目指すのですが、クラスはまとまらず、結局は無様な結果となったのでした。
そして、校内マラソン大会が行われた日、玲は最後尾で帰ってきて、へとへとになりながら走るのですが、その時、クラスメイトがあの合唱コンクールで歌った歌を、歌っているのを聞くのでした。そして玲の中で、歌に対する気持ちが変化するのでした…。
物語はほかにも、玲の同級生である、ピアノを弾くことにあこがれている「うどん屋の娘」原千夏の物語「カレーうどん」、中学ではソフトボールでナンバー1だったが試合中に肩を壊してしまった」中溝早希の物語「№1」、人には見えない何かが見えてしまうことによって悩みを抱えている牧野史香の物語「サンダーロード」、好きな人の家に核シェルターがあることを聞いて、そのことについてどうなんだろうか?と思い悩むうちに合唱について思いをはせる、里中佳子の物語「バームクーヘン」、姉にあこがれながらも、嫉妬心のようなものを持っている、佐々木ひかりの物語「夏なんだ」、そして再び最終章では友人たちとの交友の中で、再び「歌うこと」について道を見出した御木本玲の物語「千年メダル」からなります。

物語は冒頭の玲の物語から巻末の玲の物語まで、みずみずしい女子高生の心のありようや動きを追っています。
読後にはなんだか爽やかなものが残ります。いい作品だと思います。

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