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2013年6月27日 (木曜日)

読書の「ど」! 卑弥呼は何を食べていたか(鷹野卓志(たかの・たくし) 新潮新書)(6月27日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「卑弥呼は何を食べていたか」(廣野卓(ひろの・たかし) 新潮新書)です(感想には個人差があります)。

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日本人の先祖は、いったい何を食べていたのか?
興味深いことですが、一般に食物の形跡は貝殻や骨、硬い木の実や種などしか残らないので、類推することが困難ですが、残されている古代の文書や、中国大陸などに伝わる歴史書、遺跡から発掘される木簡などによって、ある程度はわかるようです。
それらからわかることは、古代の人々の食生活は我々が思うほどには貧弱ではなく、ある意味では我々が口にするものよりも豊かで、広がりがあり、創造性があったということです。
今のように調理道具や技術、調味料、保存方法などが十分でなかった時代にも、その時代時代に応じて、古代の人々は、自然から得られるものを、上手に加工して食べ、保存し、消費してきたようです。

当時の人々が食べていたであろうものや加工法など、具体例は本書の内容にゆずりますが、読んでいて確かに現代で考えても、旨そうなものは多く出てきました。
ついつい古代などというと、今に比べて劣っているというような印象を持ちがちですが、食という点では、ある面では我々の方が「劣っている」面も多いのだなと、感じた一冊でした。

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