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2012年8月 2日 (木曜日)

読書の「ど] 贋作とともに去りぬ(ヘイリー・リンド 岩田佳代子・訳 創元推理文庫)(8月2日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「贋作と共に去りぬ」(ヘイリー・リンド 岩崎佳代子・訳 創元推理文庫)です(感想には個人差があります)。

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世界的な贋作師を祖父に持つアニーは、自身も素晴らしい「贋作」を描くことのできる腕を持つ画家兼疑似塗装師(フォーフィニッシャー)。
その彼女は、過去の贋作づくりのために、サンフランシスコの美術界では干されていたのですが、ひょんなことから昔の恋人に、美術館が所蔵するカラバッジョ作の「東方の三博士」の真贋について鑑定を頼まれます。
彼女はその絵を「贋作」と見破り、彼に告げたのですが、翌朝、その美術館の警備担当者が殺され、元カレも姿を消します。
一方で、アニーは複数の人物から、だまし取られた素描画を、持ち逃げした、しかも贋作とすり替えた、犯人から取り返す仕事を依頼されます。
当初はなかなか進まなかった「素描画」の探索ですが、再度「東方の三博士」を見せられた時に、再び異なった贋作にすり替えられていることに気が付きます。
そのことを知ったアニーが、依頼された素描画を探し始めると、さまざまな怪しい男が表れて、アニーを生命の危機に陥れたり、ある時は別の男がアニーの命を救ったりと、幾重もの災難に合いながらも、真作の「素描画」のありか、そして物語の発端となった「東方の三博士」がなぜ偽物になっていたのか? そしてさらに別の偽物にすり替えられていたのか?に絡む事件へと、アニーは踏み込んで行って…というのがあらすじです。
ページ数は470ページほどもありますが、特に美術への知識がなくても大丈夫だし、物語の展開もスピーディーで、比較的読みやすい話の展開になっています。
謎解きの方は、いささか乱暴な向きもありますが、それはそれで、この物語の魅力でもあります。それに、出てくる人物が、一人一人個性があって、物語に花を添えています。
すでに続巻が予定されているとのこと。
機会があれば読んでみたいですね。

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