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2011年10月29日 (土曜日)

読書の「ど」! 日本の鯨食(げいしょく)文化(小松正之(こまつ・まさゆき) 祥伝社新書)(10月29日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「日本の鯨食(げいしょく)文化 世界に誇るべき「究極の創意工夫」」(小松正行(こばまつ・まさゆき) 祥伝社新書)です(感想には個人差があります)。

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「鯨食(げいしょく)」、残念ながら今ではあまり聞かない言葉になりました。私が小学生のころは(といっても小学校1年生の時だけでした。その後は「クジラの竜田揚げ風 鶏のから揚げ」「牛レバーの衣上げ ケチャップソース和え」などが出てました。それはそれでおいしかったですけど)。

本書では、自らも水産庁の役人として「商業捕鯨」や「各水産物の漁獲量割り当て」についての国際的な交渉を担っていた元官僚である著者が、商業捕鯨が禁止になっていく過程や、商業捕鯨の歴史、西洋がなぜ早々と捕鯨をやめてしまったのか、日本にとって捕鯨がどのような位置づけにあったのかを歴史的に調べたものとなっています。

その中で特に印象に残るのは「クジラをもっと食べよう!」と言っていることです。
残念ながら商業捕鯨が禁止となり、近海でとれたもの(IWCの規制枠外の沿岸捕鯨でとられたもの)、南氷洋でとられた商業捕鯨のものしか手に入らない状況ですが、その中でも貴重な鯨肉を使った地方の名産や、おいしい鯨肉料理を供するお店などを紹介しています。
私個人としては、昨年高知で購入した

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))

ぐらいしか最近は口にしていません…だって高いんです。この量でたしか600円ほどしたかと思います。100均なら、たらふくおつまみが買えます…。

 

このような点も考慮に入れて、著者は「クジラの消費量が増える→クジラの捕獲量が増える→安くていい鯨肉が出回る→鯨肉消費につながる」といいサイクルも考えているようです。現状では、鯨肉が高価になりすぎて、一般消費に回らず、そのことが逆に鯨食、あるいは捕鯨を衰退に向かわせているもとになっている、と、いっています。
それとはまったく逆に「松阪牛のように鯨肉自体を高級化させて、少ない捕獲量でも漁師などが採算が取れるような仕組みづくりを!」という意見もあるようです。

こと鯨に関しては、科学的な見地や地球全体の環境という視点が全く無視されて、保護しますという方向の強烈というか卑劣なまでの主義主張が大手を振って通じてし合う傾向にあります。
本書のような本を手にとって読んでみて、冷静に考えてみるのも、必要かと思います。

もちろん読んだ結果、「ああもっともだ」という意見になったり、「やはりだめなんだ」という意見を持つことも、必要だと思うし、否定されるべきものではないと思います。


鯨についての意見を述べた本として最近読んだのは、「白人はイルカを食べてもOKで 日本人はNGの本当の理由」(吉岡逸夫(よしおか・いつお) 講談社プラスアルファ新書)

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も参考になるかと思います。

本書では、捕鯨を通じての「日本人論」的な側面もあります。その方向から捕鯨を読み解くのも、おもしろいかも知れません。

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