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2011年10月11日 (火曜日)

読書の「ど」! 白人はイルカを食べてもOKで 日本人はNGの本当の理由(吉岡逸男(よしおか・いつお) 講談社プラスアルファ新書(10月11日)

いいと思ったら、新書でも、文庫でも、マンガでも、ジャンルは問わず読む「かねとしの 読書の「ど」!」、今回は「白人はイルカを食べてもOKで 日本人はNGの 本当の理由」(吉岡逸夫(よしおか・いつお) 講談社プラスアルファ新書)です(感想には個人差があります)。

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昨日、NHKで和歌山県太地町でのクジラ漁をする人々を取材した「クジラと生きる」という番組が放送されていました。
「平成23年度芸術祭参加」作品だそうです。前回番組を見たときも、思ったのですが、ことクジラのことになると賛成派・反対派、両派のの主義・主張がこうも平行線をたどるのか、ということです。
本書は、そのことについての解決の糸口になるかもしれなせん。

刺激的なタイトルが気になって、手に取りました。
まず驚くのは、表紙をめくって一番最初に見える、島民総出でおこなわれているクジラ漁の模様です…血で真っ赤に染まった海に浮かんだクジラを島民総出で引き揚げています(その模様は、あの4「ザ・コーブ」という映画で撮影されたものよりも何倍もインパクトのあるものです)。
いわゆるクジラ保護団体という人々やシー・シェパードなどの奴らが見たら、卒倒ものというほどの衝撃写真です。
このクジラ漁を行っているのは、デンマークのフェロー諸島の島々です。
もちろん彼らのところにも、シー・シェパードやら環境保護団体やらはやってくるそうですが、フェロー諸島では、クジラ漁自体を隠すことなく堂々と行い、自分たちがクジラ漁を行うことについて、自分たちの意見を持って、その意見を外部に発信しているのだそうです。
一方、「ザ・コーブ」で一躍悪役になってしまった和歌山県太地町のクジラ漁を行う漁師たちは、クジラ漁の最後の部分、湾奥に追い込んでクジラを食肉用に殺害する部分を目に触れないようにし、自分たちの意見を外部に出さないことで、クジラ漁自体を守ろうとしています。
ですが、著者はその姿勢が逆に、シー・シェパードやら環境保護団体に、彼らの都合のいいようにつかわれて、批判の矢面に立たされているのではないかという意見を、取材に基づいて明らかにしています。

そのほかにも、科科学的な根拠に基づいたクジラ漁の正当性についても取材しています。

 

本書自体は、クジラを巡る人々とシー・シェパードなどを中心とした環境保護団体やら、それに群がる人々とのことを描いてはいますが、本質では、「日本人論」になっていると思います。
「わかってくれない相手には、自分の意見を言っても仕方がない」「いっても仕方ないのならば、いわない」「いわないほうが分かってもらえる」的な日本人の考え方は、世界では受け入れてもらえない、それどころか、日本のような「謙譲の美」などという考え方をしてくれる国はまれで、主張しなければ世界には伝わらないと、著者は言っています(昨年の尖閣諸島での問題や北方領土・竹島などの領土問題での政府の発言・行いなどもこれにあたるといっています)。

 

本書は、読んだ人がクジラ漁をはじめとして、世界に日本人の言い分を認めさせるにはどうすればいいかなど、様々な意見や考えを持つにはいい材料だと思います。

 

ほかにも、「日本鯨食(げいしょく)文化 世界に誇るべき「究極の創意工夫」」(小松正之(こまつ・まさゆき) 祥伝社新書)も参考になるかと思います。

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