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2011年6月 8日 (水曜日)

読書の「ど」! ほたる 慶次郎縁側日記(北原亜以子 新潮文庫)(6月8日)

いいと思ったら新書でも文庫でもマンガでも、ジャンルは問わず読むかねとしの「読後感想文」、読書の「ど」!
今回は「ほたる 慶次郎縁側日記 (北原亜以子 新潮文庫)です。

このシリーズ、好きで文庫版が出ると買います。物語自体は物語の主要人物・元町方の同心だった森口慶次郎など、江戸の町に暮らす人々の日々の生活、悲喜交々が生き生きと書かれて、そのなかで事件が起こるのですが、普段時代劇で見ているようなものとは違う(もちろんテレビの時代劇はかなりデフォルメされたり、都合のいいように描かれているものであることはわかりますが)ことに気がつきます。まず、江戸の町に暮らす人々は、今で言えば「格差社会」(それもかなり上下の幅がある)のなかで生きていること、火付盗賊改方が出張るような大事件はあまり起こらないこと、逆に治安がよかったということなどが細かく描写されていて、まるで今そこにある町の風景のように感じられます。

江戸時代を扱っていて、江戸の人々の生活を元に、そこで起こる事件を描いています。もちろん物語自体は、どれも、時代考証に基づいて書かれている「作り物」ですが、その一つ一つは、形を変えて、現代にもあると思わせるものばかりです。

どのシリーズを読んでも思うのは、今に比べて法律の縛りは厳しいのに、江戸の町では、全くの罪となる「黒」の部分と、全く罪にならない「白」の部分の間の、罪になるけど罪にしない、あるいは罪なのだけれどもお咎めにならない(しない)「グレー」ゾーンが多いということ。町方の与力や同心、岡っ引き等への贈り物などで表向きは何事もなかったようにしてしまう「働きかけ」で、そのようなことが起こっていたようです。
それがいいことかどうか…時代の価値観があるのでわかりませんが、あの時代にはそうすることで治安を維持することが出来たのでしょう。
実際に、「火付盗賊改め方」で有名な長谷川平蔵が活躍するような事件は、彼の活躍時期にはあっても2・ 3件だったというようなことを聞いたことがあります。

解説も含め319ページほどですが、読み始めたら、途中でトイレに行ったり、コーヒーを入れて飲んだりしても、午後からの時間で一気に読み終えました。

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