高知競馬遠征記 冬の陣 (その3) 戦い済んで日は暮れて
(前回からの続き)
しかしその後は、
8R(不的中)、9R(的中も配当が安くマイナス収支)と振るわず、
そのまま本日のメインレースの10R・紅梅特別(アラ系A)。本来ならばエスケープハッチが出走して、
固めのレースになるかと思われたのですが、出走取り消し。
07年2月11日 高知競馬10R・紅梅特別(アラ系A)
予想
(予想紙)
1枠1番 メカリジョージ 牡10 花本
2枠2番 ○ ムサシボウルビー 牝5 鷹野
3枠3番 △ オーサカスズメ 牝9 西内
4枠4番 ニシキノマーク 牡12 宮川浩
5枠5番 × キープサイレント 牝6 宮川実
6枠6番 ニュータイム 牡9 赤岡
7枠7番 ◎ エスケープハッチ 出走取り消し
8枠8番 リーダーエース 牝9 別府真
(△ 2キロ減)
9枠9番 ▲ ファルコンパンチ 牡7 中西
10枠10番 フレッシュトマト 牡6 緒方
パドックでよく見えた4番ニシキノマークを穴馬に指名。
そこから有力馬である2番5番9番へ流す。それと2=5=7のBOX馬券を購入。馬券購入後、スタンドへ。だいぶ西に傾いた日が、
温かく差し込んでいる。そんなことを思っている間に、レースがスタート。
結果はいうまい……
。2→1→8で決まった。予想ははずれた。ちなみに馬連単で3,150円、馬連複1,830円、三連単で102,900円の配当でした。
傷心のまま最終11Rへ。馬をじっくり見ようと、最前列に座った。
小判型のパドックを馬が回りだす。その中で一頭、気になる馬がいた。彼女の名は3番キャニオンチェリーという。

(3番の彼女がキャニオンチェリー号です)
戦績も悪くはなく、
本命指名。たまたま号令がかかって騎手が乗る間私の前で止まっていた彼女の目は「私に、まかせなさい」とでも言うような目だった。
ここまでに持ってきた資金は、
底をつきそうだった。だが、ここで悪魔のささやきが……。「一発狙って高配当!!」
帰りにお土産として
「土佐日記」の大き目の箱を買おうと思って残していたお金を使うことにした。キャニオンの相手としては8番のアレグラメンテを指名。
さらに馬連単を最初は1,000円ずつのはずだったが、
先ほどの悪魔の誘惑と配当の大きさの誘惑に負け、裏表とも2000円、合計4000円、そして彼女、キャニオンチェリーの単勝を1000円購入。早めのバレンタインデーチョコ期待したのですが……。


レースが始まった。
よどみのないレースの流れ。彼女は頑張っている。そのまま来てくれと思いながらも、直線では明らかに分が悪そう。
スタンド正面では5番ミスターアオモリ(1番人気)、1番マルタカザダーク(2番人気)が進出、8番アレグラメンテ(4番人気)と3頭三つ巴でゴール。彼女(6番人気)は結局、4着だった。
勝負した馬が、
2着4着の結果、財布はだいぶ軽くなった……。
「これじゃ高知競馬遠征じゃなくて、高知競馬救済行脚だよ…」と、ボツリと言葉が漏れた。
併売されていたばんえい競馬の模様が、
場内テレビで流れる中、とぼとぼと帰途についた。日はだいぶ西に傾いていた。

競馬場からの帰りにある、
写真のような文句さえ、今は、憎らしく感じる。まさに「戦い済んで日が暮れて」である。
沈んだ気持ちで帰途に着いた。
途中の南国インターで、小さめのお土産を一箱、買って帰った。
高知競馬 3月からは 3連単も発売に
ますます高配当と 負けの予感が……。
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